その回線スピードテスト、間違ってるかもしれません。

今後、5Gや、10Gbps回線が個人で身近になることを踏まえ、スピードテストをしている方に間違いがないようにしていただくために、記事にしました。

回線スピードテストとは

大まかには、自分のPC、スマホから、相手のサーバーまでの速度を測る機能のことです。

回線を測ってくれるサイトの代表例として、以下のサービスがあります。

・Ookla – Speedtest.net
・Google – スピードテスト
・Docomo – ドコモスピードテストアプリ
・Netflix – fast.com

それぞれに良いところと悪いところがあり、使い方を間違えると間違った情報を伝えてしまうことになります。

回線スピードテストの仕組み

なぜ間違ってるかもしれないのかを説明する前に、まずはスピードテストの仕組みから説明しなければなりません。

回線を測るときは、相手先のサーバーに対して、適当なデータを送受信して計測しています。

このときの測定方法は大きく2種類あり、どちらもそれぞれ長所、短所があります。

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一定の容量を送受信する方法

この方法は、「Docomo ドコモスピードテストアプリ」の測定方法の一つとして使われています。

あらかじめ、10MBや100MB、1GBなどのように通信をする容量を決めておき、決めた容量を通信するのにかかった時間、もしくは、一定時間経過後に通信した容量から計算をする方法となります。

通信容量を決めておけるため、消費される容量がわかりやすいというメリットがあります。
そのかわり、ある程度の速度の目星がついてないと、正確な速度が測れないというデメリットがあります。(速度が速いのに容量が少ないものを選ぶと測れない)

例: 100MBを10秒で通信した場合: 100MB / 10 = 10MB/s もしくは 80Mbps

とにかく通信をしまくる方法

ほとんどのサイトでこの測定方法が使われています。

10秒から30秒ほど通信をし続けることによって、実際に通信された容量から計算をする方法です。

どれだけ速度が早かろうと遅かろうと、測定を行うことができます。

例: 10秒間通信を行い、200MBを消費した場合: 200MB / 10 = 20MB/s もしくは 160Mbps

測れる速度にも限界がある

一般のインターネット回線に、1Gbpsなどの上限があるように、測定サーバーにも似たような上限が存在します。
例えば、家のインターネットが1Gbps出てるのに、測定サーバーは400Mbpsしか出ないと言った状況では、正しい速度が計測できなくなります。

今回は冒頭で紹介したサービスのそれぞれの上限について調べてみました。

Ookla – speedtest.net

speedtest.netのみ、第三者が運営しているサーバーに対して測定を行なっています。
第三者には、個人が含まれている場合もあり、サーバーとして設置するための条件は、公式ブログの方に、以下のように書かれています。

1 Gbps Upstream and Downstream Capacity

https://support.ookla.com/hc/en-us/articles/234578628

訳: 1Gbpsのダウンロードとアップロード速度

つまり、1Gbpsを超える測定には向かない可能性があるということになります

speedtest.netはこちら

Google – スピードテスト

Googleのスピードテストは、Google検索で、「スピードテスト」と入力すると出てくるやつです。スマホにも対応してるので、みたことない方は一度検索してみてください。

このスピードテストは、Measurement Labというところと提携して提供されているようです。

最大速度として、以下のようにヘルプページに書かれています。

「テストの結果について」欄より

注: 現在のところ、テストで測定できる接続速度は最大 700 Mbps までです。接続速度が 700 Mbps を超えている場合、テスト結果の値は実際の速度よりも低い可能性があります。

https://support.google.com/websearch/answer/6283840?p=speedtest&visit_id=637287506554416147-1552257964&rd=1

つまり、700Mbpsを超える測定をしても、結果は700Mbpsになってしまいます。

Googleスピードテストはこちら

Docomo – スピードテストアプリ

Docomoが提供しているスピードテストアプリは、三段階の測定モードがあり、それぞれ、使われる容量と、測定可能な速度が異なります。

それぞれのモードについては、以下のように書かれています。なお、あまりに長いため、ダウンロード時のみの制限についてのみ記載しています。

「ライトモード測定」で測定可能な通信速度

  • ダウンロード:約0~60Mbps
  • ダウンロード時:測定開始から通信量が5MBに達する、または、7秒経過するタイミングで測定終了

「ノーマルモード測定」で測定可能な通信速度

  • 記載なし(0〜600Mbps?)
  • ダウンロード時:測定開始から通信量が50MBに達する、または、7秒経過するタイミングで測定終了

「ラージモード測定」で測定可能な通信速度

  • ダウンロード:約0~2,700Mbps
  • ダウンロード時:測定開始から通信量が900MBに達する、または、7秒経過するタイミングで測定終了

https://www.nttdocomo.co.jp/area/speed_test/measure/?icid=CRP_AREA_speed_test_to_CRP_AREA_speed_test_measure&dynaviid=case0006.dynavi

このように分かれており、最大で2.7Gbpsまで測定できます。

ただし、ラージモードでの測定は、Android端末のみのようです。

ダウンロードはこちら→ iOS版 Android版

Netflix – fast.com

fast.comは、映画やビデオのレンタルサービスとして有名な、Netflix社が運営しています。

公式ブログでの説明によると、測定サーバーとして、AWSというレンタルサーバーを利用していると記載されています。

AWSのレンタルサーバーは世界中で使われており、プランによっては、最大で100Gbpsまで出せるものもあるようです。

しかしながら、ブログには使用されているプランは見つけ出せませんでしたが、少なくとも10Gbpsは余裕で出せると思います。

まとめ

5Gは、理論上の速度として、4.1Gbpsであると言われています。
4.1Gbpsを測定できるのは、今の所fast.comだけとなっているため、測定する結果を公開する際は、fast.comの結果を公開することをお勧めします。

個人的な感想ですが、5Gの測定にspeedtest.netやGoogleを使用しているサイトをみると、信憑性がないな〜と感じてしまいます。

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