日本サーバーで転送量無制限で使えるDigital-VMを試してみた

こんにちは!クーポンに釣られためぐみそです!

今回はDigital-VMというところのサーバーを借りてみたので、スペックの確認をしていきます。

プラン

今回はPower VM 1というプランを使用しています。

2コア, 1GBメモリ, 20GB ストレージ, 10Gbps, 転送料無制限になっています。
これで$11なので10Gbps無制限で日本にサーバーがあるだけでもぶっ壊れてますが、今回はメールで70%オフが来ていたので、それを利用しています。

ただし残念ながら、日本を選ぶと追加で$4がかかる仕様のようです。

それでも$15なら安いですし、何より70%オフで$4.5までになるのはかなり大きいと思います。


実際のスペック

実際に契約したものがこちらです。
しっかりと$4.5で請求がされているのがわかります。

転送量は無制限ではありましたが、実際は100TBの制限がありました。
おそらく10Gbpsまともに使われると他のユーザーに迷惑になるので、100TBで一応のリミットをかけてるのではないかと思われます。
それでも100TBであれば333Mbpsは常に出せる計算になるので、日本国内で提供される100Mbps無制限よりは3倍以上良いことになります。

sshで確認

次にサーバーに入り込んで、実際の性能を確認してみましょう。

いきなりですがパスワードをリセットします。
実験した段階でパスワードがわからなかったので、仕方なくリセットしています。(おそらくメールできてそうだけど確認し忘れた)

VPSのコントロールパネルで、「Root/Admin Password」タブから、「Change」をクリックで確認画面が表示されます。

何やら色々書いてありますが、特殊なことをしているとパスワードがリセットできないかもよ的なことが書いてあります。
今回は特に何もしていないので、そのままいけるはずです。


もちろんちゃんとリセットしてくれました。
やたら長いパスワードが生成されたので、これでちゃんとログインできると思います。


ちゃんとログインできました。
よく見るLinuxっていう感じで謎の安心感があります。


いきなりlsをしてみたら、謎のログファイルがありました。初期化時のログだと思います。


とりあえず「apt update」してみましたが、特殊なミラーを使用しているとかそういう感じはしませんでした。


「lscpu」の結果です。
CPU名は隠されていましたねー。
CPUはちゃんと2コアで周波数は2.2GHzでした。
ここからCPUを特定することってできるんですかね?


この時点でのディスク使用状況です。
1.3G使われてますがまあ初期状態での使用量としてはそこそこだと思います。


続いてtopです。

Swapが512MBデフォルトで設定されていました。


続いてfdiskです。

bytesの値が気持ちいいですねー!
Swapはパーティションで設定されていました。


ベンチマーク

次にサーバーの性能を図るためにベンチマークをしていきましょう。

使うツールはおなじみyabs.shです。

実行しようとしたら、まさかのcurlが入っていませんでした。そんなことある?


システム情報とIPv6ネットワークはこんな感じ。
AES-NIが無効なのがかなり気になります。
それ以外は特に気になるところはありません。

ネットワークはCDN77なので普通ですね。


ディスクの読み書き速度はこんな感じです。
特に速度やIOPSの制限は見られないので、単体のSATA SSDと何も変わらないです。
今時のNVMeの速度ではないので、DBには向かないかもしれません。


各国への転送速度はこのようになりました。
これ東京がないので本当に参考程度にしかなりませんが、IPv6のほうが遅いのが気になります。
また、アップロードよりダウンロードのほうが遅いのも気になります。個人的にはサーバーはアップロードのほうが多いので、アップロードのほうが遅くなるイメージでしたが、どうなんですかね?

日本国内同士での転送速度も試すため、speedtest-cliも使ってみました。

3回計測しましたが、1Gbpsは超えてくれませんでした。
10Gbps出せるのを期待して契約するには少し難しいという印象です。


Pingで1.1.1.1に飛ばしまくってみました。

比較的安定して1ms以下で飛んでってくれています。


Geekbench 4ですが、シングルが1892、マルチが2847になりました。

計測中のstealはほぼありませんでした。
一瞬3%くらいまでは行きましたが、それくらいはどのVPSでも普通です。

この結果を元にCPUを探し当てようとしましたが、全く同じスコアのCPUが見当たらないので、見つけた中で近いCPUと見比べることにしました。

それがこちらです↓

こちらはXeon E5-2690 v2を2コア使用しているみたいです。
2690v2で今回よりも少し高い性能が出てるので、今回のCPUは、何らかのv11CPUなのではないかと思います。

ちなみに記事執筆時点での最新はGeekbench 6でしたが、メモリが1GBだとちゃんと起動してくれないのと、Swapを追加するのもめんどくさかったので、何も変更しなくても使えるGeekbench 4を選択しました。

総評

コスパとして考えるなら、70%オフで$4.5で使えるのであればとても良いと感じました。
ただし、CPUがかなり性能が悪いのと、ストレージもNVMeではないので、アプリケーションを直接ホストするのには向かないと思います。
実際、Tailscaleを動かしてみましたが、暗号化と復号でかなりCPUを使うので、160Mbps程度で頭打ちになっていました。
Tailscaleを使わずに直接Reverse Proxyとして動作させるのであれば、かなり優秀なのではないかと思います。

結局はネットワークを最大限使いたい場合に契約するVPSといった感じです。

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  1. 本来v1という表現はありませんが、わかりやすくするためなので許して。 ↩︎