DDPSのVPSを使ってみる
こんにちは!Ryzenはサーバーに向いてるのではないかと時々思うめぐみそです。
今回はDDPSというところのVPSをレンタルしたので、実際サーバーとして利用してみることにしました。
プラン
今回はTY-8Gプランを使用します。
CPUは4コア、メモリは8GBです、SSDは160GB、転送量は4TBで、回線速度は10Gbpsです。
料金は月額2870円です。
大手VPSでは8GBメモリで5000円はするので、ほぼ半額で利用できることになります。
サーバースペック
ダッシュボードからはこんな感じのスペックでした。
メモリとディスク容量が若干足りないのが気になります。
IPv6はこの時点では割り当てがないみたいです。
VPS側からはメモリはこのようになっていました。
ストレージはちゃんと157GBでした。
サーバーの設定
サーバーを利用する前に、コントロールパネルを開く必要があります。
実は契約する時点ではOSを指定しておらず、料金を支払ってサーバーが割り当てられるのを待っていました。
サーバーは手動で割り当てをしているようで、料金を支払ってからサーバー割り当てのメールが来るまで、およそ1時間かかりました。
![](../../wp-content/2024/11/image-2-1024x430.png)
コントロールパネルを開くと、サーバーの初期設定画面が表示されました。
ここでサーバーの名前、ホストネームやOSを決定するみたいです。
IPv6の追加やSSHキーの設定もこの時点で行えます。
今回はIPv6の追加と、SSHキーもこの時点で設定してみました。
![](../../wp-content/2024/11/image-4.png)
サーバーインストール中は、このようにそれっぽい画面で進行状況が見れます。
インストール自体は1分もかからずに終わりました。
個人的には支払い直後に有効化されないサーバーの場合は、このようにユーザーがいつでもインストール形式にすれば、いつの間にかサーバーに侵入されていたなんてことが起こらないので、非常に嬉しい機能だと思います。
![](../../wp-content/2024/11/firefox_NkNyrYw2NE-1024x377.png)
設定した後は、ダッシュボードからサーバー名とIPv6アドレスが見れるようになりました。
IPv6アドレスは/64で割り当てされています。
![](../../wp-content/2024/11/vlc_cAYqe9ypOb-1024x458.png)
VPSコントロールパネルはこんな感じです。
メモリと転送量はほぼリアルタイムに更新されます。
表示がすべて英語なのが気になりますが、VPSであれば一度初期設定してしまえばコントロールパネルを見ることはほとんどないので、あまり気にならないです。
sshログイン
早速sshでサーバーにログインしてみました。
初期ユーザーはrootで、設定したキーでちゃんと入れました。
見た感じは特にカスタマイズされた様子はないですね。
![](../../wp-content/2024/11/image-6.png)
起動直後のtopはこんな感じ。
swapは設定されていないので、自分で最初から設定する必要があります。
![](../../wp-content/2024/11/image-7.png)
ディスク容量は最初から3GBほど使われていました。
他と比べると少し多めに利用されている気がします。
ベンチマーク
ここからはいつも通りベンチマークを実行してみます。
yabs
yabsを実行しようとしたら、curlが入っていませんでした。あるある。
![](../../wp-content/2024/11/image-9.png)
この時点で見れる情報として、
CPUはRyzen 9 7900が使われているみたいです。これはかなり期待できそうです!
AMD-Vが有効なので、VPS内に仮想マシンが配置できます。
Proxmoxをいれたり、Androidの開発マシンとして利用することもできますね。
AS番号が自社のものなので、ほかのサービスをリセールしているという可能性は少なそうです。
![](../../wp-content/2024/11/image-10.png)
まずはfioの結果です。
NVMeらしい速度が出ていますね。
IOPSや速度で制限されている様子は見られません。
続いてiperf3の結果です。
少し見にくいですが、あとでちゃんとしたデータを見せるので許してください。
シンガポールまで2Gbps出るのが強いです。
最後にGeekbench 6の結果です。
シングルコアが2559、マルチコアが7152でした。
計測中のstealは0.0%-0.3%でした。
やはりRyzenはシングルコア性能が素晴らしいです。
AMD EPYCでここまでの性能が出るものはあまりないと思います。あってもコア数が少なくあまりサーバーとして使い物にならないのではないかと思います。
以前、違うサーバーでEPYC 7443Pの12コアCPUを利用したことがありますが、それを上回るマルチコア性能が出ています。
nws.sh
ネットワークの性能ももう少し細かく見ていきましょう。
アップロードだけ少し遅いときもありますが、全体的にダウンロードは非常に速いですね。
ただ、speedtest.netを裏では利用している関係上、実際はこれ以上の速度が出るサーバーもあると思うので、あくまで参考程度にしておいてください。1
まとめ
今回は、DDPSというところのVPSを借りてみました。
CPUがRyzen 7900ということもあってCPU性能は抜群でしたが、その分Ryzenにはサーバーと比べるとメモリがあまり積めないので、メモリを大量に必要とするアプリはあまり向かない印象があります。
とはいえ、シングルコア性能がアプリの動作を大きく左右する場合も多くあるので、EPYCサーバーとは賢く使い分けることになりそうです。
もちろん、Redisを使うわけではないのであれば、個人的には適当に全部のサーバーをRyzenとしてしまうのもありなのではないかと思います。
何よりRyzenはメモリはどんなに多くても192GBまでなので、EPYCと比べるとサーバーが混雑することも少ないです。なので安定性をとるならRyzenサーバーを選ぶ選択肢もあります。
気になった方はDDPSのサーバーをぜひレンタルしてみてください。
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- speedtest.netにサーバーとして登録するには、最低1Gbps以上の回線でなければならない。つまり1Gbps以上は必須ではないので、10Gbps出る回線ではサーバーがボトルネックとなる可能性がある。 ↩︎
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