【Ventoy】複数のisoを1個のUSBで管理できる神ツールを紹介してみる

できるならとことん楽をしたいめぐみそです。

今回は、通常ではUSBに1つしか書き込めないisoを、何個でも書き込めるようになる神ツールを紹介します。

前置き

(概要から入りたい方は飛ばしてください)

皆さんは、ダウンロードしたWindowsやLinuxなどのisoは、どうやってUSBに書き込んでいますか?
WindowsであればMicrosoftが提供しているWindows Media Creation Toolがあったり、Linuxであればそれぞれのisoをダウンロードして、Rufus等でUSBに書き込んでると思います。

では、Windowsのバージョンが更新されたり、新たに別のOSをインストールしたくなったらどうでしょう。
基本的には1つのOSしか起動用に使用できないので、上書きするか、新しいUSBに書き込む必要があります。

OSを変える度に書き込み直したら面倒だし、新しいUSBを買い続けたらお金がかかってしまいます。
しかもOSは大体数百MB、大きくても数GB程度なので、少ない容量のUSBではコスパが悪いです。

理想は大容量のUSBに大量のisoを保存して、書き込み直さなくても好きなisoを読み込めることですよね。そこで登場したのがVentoyです!

Ventoyとは

isoを複数書き込むことにより、起動する時点でどのisoを読み込むかが選べるようになるツールです。

公式サイト: https://www.ventoy.net/en/index.html

ダウンロード

ダウンロードは公式サイトから行います。


サイト上部のDownloadsをクリックします。


Ventoy-(バージョンの数字)のどれかをクリックします。
Windows押してもLinux押しても同じページに飛ぶので気にしなくて大丈夫です。


すると以下のGitHubページに飛びます。

Windowsの場合は、赤丸の部分をクリックしてダウンロードします。

記事を見ている時期によっては、中身の数字が違う場合がありますが、バージョンアップしただけなので、数字だけは気にせずクリックでダウンロードします。


zipファイルを解凍したら、「Ventoy2Disk.exe」を実行します。

インストール

①でVentoyをインストールするUSBを選択します。

正しく選ばれたのを確認してから、②のインストールをクリックします。


すると、このような文章が出てきます。

注意:

このデバイスはフォーマットされて、データが削除されます。
続けますか?

間違いなければ「はい」をクリックします。


すると、もう一度聞いてきますw
何度も間違ってやってしまった人が続出したんですかね…

もう一度確認してから、はいをクリックします。


緑色のバーが進んでいき、100%になってこの表示が出たらインストール完了です。

iso追加

エクスプローラを開くと、新しく「Ventoy」ドライブが追加されています。
この中にisoファイルのままコピーしていきます。


このように、エクスプローラの中に直接isoのままコピーするだけでOKです。


起動

ここからは実際にUSBから起動してみます

いつものように起動時にDeleteキーを連打してBIOS画面に入ります。

Boot Overrideから、VentoyをインストールしたUSBの名前を選択します。


すると画面にこのようなのが現れます。

よく見ると、先ほどUSBに直接いれたisoファイルがすべて表示されているのがわかります。

キーボードの上下を押すと、青いカーソルが移動していきます。


試しにWindows.isoを起動してみることにします。
Windows.isoにカーソルを合わせて、エンターを押します。


どのモードで起動するか聞かれますが、「Boot in normal mode」で通常モードで問題ありません。


すると、見慣れたWindowsのインストール画面が出現しました。
isoを直接起動して、Windowsのインストールができることがわかりました。

まとめ

今回は、Ventoyを紹介してみました。

一回インストールするだけで、isoをダウンロードしてそのままコピーするだけになるので、頻繁にOSを変えたり、大量にOSを持ってる方は、インストールして損はないと思います。