こんにちはー、めぐみそです。
先日、Amazonで以下の2.5Gbpsイーサネットカードを購入しました。
これをUbuntuが走っているサーバー機に挿入して使おうとしましたが、どうもデフォルトだとうまく動作しないみたいで、調べたところドライバのインストールが必要みたいでした。
というわけで今回はこちらのドライバをインストールする方法を紹介したいと思います。
今回の環境
・OS: Ubuntu 20.04 LTS
・カーネル: 5.8.0-63-generic amd64
・イーサネットカード: RTL8125Bチップ搭載イーサネットカード(名前わからない)
ドライバのダウンロード
Ubuntu 20.04には対応したドライバが搭載されていないので、こちらのリンクからダウンロードページに移動します。
少し下に行くと、このようにUnix (Linux)というカテゴリのすぐ下に、2.5Gイーサネットのドライバが存在します。
kernel up to 5.6と書かれていますが、kernel 5.8がインストールされた環境でも問題なく使用できました。
ここの左端にあるダウンロードボタンをクリックします。
なお、サーバーにwget等で直接ダウンロードはできないようになっているようです。
クリックするとこの画面になるので、もう一度「Download FIle」をクリックします。
すると今度は簡単な計算問題が表示されたBot認証画面になります。
表示された問題を解くとダウンロードが始まります。最初3桁の数字かと思って1分間認証できなかった
ダウンロードしたデータを、scpでもFTPでもなんでもいいので、インストール先のサーバーに転送します。
ドライバのインストール
ダウンロードしたドライバはbz2で圧縮されているので、解凍しましょう。
tar -xvf r8125-9.007.01.tar.bz2
このコマンドで解凍されます。
解凍したら、解凍されたディレクトリの中身に移動しましょう。
cd r8125-9.007.01
するとこの中に「.autorun.sh」が存在するので、これをroot権限で実行するとインストールが始まります。
sudo ./autorun.sh
rootアカウントのパスワードが聞かれるので、パスワードを打ち込みます。
この時点でインストールが始まりますが、一度ネットワークから切断されると思うので、sshで設定してる場合は、一度サーバーに物理的に接続した方が良いです。
ネットワーク設定
インストールが終わると、ネットワーク一覧に新しいものが出現していると思います。
ip a
この画面は設定後なので、UPになっていますが、インストール後は接続していてもDOWNになっていると思われます。
インストール直後はDHCPですら設定されていないので、どのようにIPアドレスを設定させるかを指定する必要があります。
今回のサーバーはnetplanで制御されているので、netplanの設定ファイルを変更します。
/etc/netplan/00-installer-config.yaml
netplan以降の名前は環境によって異なると思いますが、ここに設定ファイルが存在するので、お好きなエディタでroot権限で開きます。
私の環境では「enp1s0」という名前がip aで表示されていたので、この名前に対して設定を適用します。
network:
ethernets:
enp1s0:
addresses:
- 192.168.9.1/20
nameservers:
addresses: [8.8.8.8, 8.8.4.4]
routes:
- to: default
via: 192.168.0.1
version: 2
私はこのように設定しました。今まで適用されていた設定から、名前だけど変更したようになっています。
この辺りは環境によって様々だと思われるので、適宜中身を変更してください。
あとはこの設定を適用すれば、ネットワークに接続されると思います。
sudo netplan apply
再度「ip a」を打ち込んで、正しい設定が適用されているかを確認しておきましょう。
まとめ
今回はUbuntuにRealTekの2.5Gのイーサネットカードを挿入する際のドライバの適用方法を紹介してみました。
Linuxはこの辺りの相性が特に難しいので、調べないといけないのが難点ですね…
ちなみに今回は先行投資も兼ねて2.5Gを選びましたが、まだスイッチなどの他の環境は1Gのままなので、その辺りもアップグレードしたら記事にしようと思います。
ご覧いただきありがとうございました!